スペシャルティコーヒー

浅煎りのスペシャルティコーヒーが好きなったことと、ブログを始めた理由

コーヒー好きの中では極めてニッチな存在である浅煎りのスペシャルティコーヒー
私はそんなコーヒーが1番好きです
いまでは、ただでさえカフェイン量が多い浅煎りのコーヒーを1日3~5杯は飲み、カフェイン中毒予備軍に所属しています。

ただ、時折見られる浅煎り過激派※ではなく、深煎りも好きだけどコーヒー単体として楽しむには浅煎りが好きという、ポジション取ってバチバチやりあえない人です笑

浅煎り過激派とは高品質な豆のポテンシャルを最大限生かすには浅煎りしかなく、深煎りなんてポテンシャルを1つも生かすことができない焦げただけのもんだ。という宗派

なぜ浅煎りのスペシャルティコーヒーを好きになったのか。ブログを始めたのか。
そしてなぜ、ここまでハマるようになったのか少し残しておきたいと思います。

出会いは蔵前のNUI

蔵前のNUIはいまでは蔵前といえばといわれるくらいの超有名スポットとなりましたが、できた当時は周りにお店もなく、人通りもまばら、そんななかに外人があつまるおしゃれで怪しいBARの様。
ホステルともわからない外観で、夜だけBARとして宿泊者以外にも開放される。
殆どが外人、日本人は数人。ここって海外だっけ海外?
そんな異世界に友達とよく飲みに行っていて、同い年のスタッフに「ここ昼間にカフェやったら最高なのにね~」なんて話していたら半年後にカフェタイムができて、そこで出会う。

スペシャルティコーヒーのロースターカフェであるONIBUS COFFEEに
そこからの友達であるバリスタのトッティに

初めてのスペシャルティコーヒーは鮮烈だった

確かシングルオリジンのエチオピアかケニアだったと思うんだ。
もう7~8年も前だからあまり覚えてないし、IGみても豆まで書いてないから正確かわからないんだけど。

そのコーヒーは自分にとって初体験で、苦いコーヒー(嫌いではないが好んで飲まない)しかしらない自分にはコーヒーという概念がひっくり返されたような体験だった。
その時から僕は酸っぱいとは感じなかった。フルーツの甘さと程よい酸味。紅茶のフレーバーティーのようで、でもコーヒーのニュアンスもあって、なんだかわからなかったけど美味かったな。

初めて好きになったシングルオリジンはエチオピアのナチュラルだった。
エチオピアのナチュラルをみると必ず注文していた笑
いまはエチオピアのナチュラルプロセスはあまり好みじゃないけど・・・

紹介してくれたロースタリーを回る日々

トッティにいろんなロースタリーを紹介してもらって、なおかつ自分でも調べて色んなロースタリーカフェをめぐるようになった。
そのなかでも強烈な印象を与えてくれたお店がこちら

神保町のGLITCH

今ほど浅煎りのスペシャルティコーヒーを出すお店は多くなく、当時の選択肢はかなり少なかった。
そのなかでもトッティは間違いのないロースター、コーヒーショップを教えてくれて、神保町のGLITCHへ赴く。

NUIとは打って変ってピンと張りつめた空気
スタッフさんもビシッと決まっている
今では独立して自分のお店を構えているガレッジの塚田さんやIGNISの土橋さん、キヨさんもガッツリ抽出していたな。今考えるとすごい個性的で強烈なスタッフさんがいたなと。
でもね、お店に入るとスタッフさんはすげー優しいんだ。事細かに説明してくれるし。

このお店で飲んだコーヒーも凄かったな。
ブラックはもちろん、アイスのラテがめちゃくちゃ好きで飲んでたな(冬でも)
産地による違いを教えてくれて、知識として幅が広がった感じ。
細かいことはまた書こうか。

ガレッジの塚田さんはアーティスト

IGNISの土橋さんはエンターテイナー

富ヶ谷のFUGLEN

ここもトッティに教えてもらったコーヒショップ。
との当時もほとんど外人しかいない感じで、外国だったよここ笑
段々有名になってきて日本人が増えて、めちゃくちゃ混むから行かなくなっちゃったけけど。
※いまは浅草店によく行きます

富ヶ谷のFUGLENではオスロの本場の雰囲気を感じることができて、単にラテやブラックだけでなく、様々なエスプレッソメニューにカクテルがあって、本場の楽しみ方を教えてくれたお店。

以前の4/4 SEASONS COFFEE

いまの4/4(常連のなかではヨンヨンと呼んでいた)ではなく、今はCUBEとして活動する齋藤淳くんが立ち上げたロースタリーカフェに足しげく通うようになりました。
いまの4/4ってコーヒー屋さんというよりプリン屋さんかな?

自分の前職の退職に伴い、暇になり、暇つぶしの職業訓練校が代々木にあり、そのタイミングで4/4ができ、めっちゃ通った笑

淳くんとはNUIでバリスタをしている時に知り合い、淳くんの淹れるコーヒーが他の誰より美味しかったのが印象的で!豆は同じなのに。
独立すると聞いて、代々木と新宿2丁目の近接具合もあって、一番通ったお店なんじゃないかな。

淳くんのところで知った豆は数知れず、ロースターも色々知れた。
ドイツのFIVE ELEPHANTや熊谷のHSKWKFなんかは東京にあるだけが全てじゃないんだなと教えてくれた。

今思うことは淳くんの淹れてくれるコーヒーをもっと深く理解したかったなということ
いまはもうないから仕方がないんだけど、久しぶりに築地で飲んだ淳くんのコーヒーめっちゃ美味かったんだよな。
そして今ならわかるんだ、あの凄さが。こだわりが。
当時の自分ではわからなかった。美味しいとしか・・・
それでいいのかもしれないけど。

生豆の選定、焙煎度合い、抽出すべてに思想が現れるおもしろさ

このお店以外にもさまざまなお店に行ったけど、同じ国だけど農園が違って味わいが変わり
農園の同じ品種の豆なのに、ローストで味が変わる
そして抽出でまた変わる

抽出を趣味にしていると、コーヒーの抽出にさえ様々な変数があり、変わる要素があるのに、ここに焙煎や生豆の選定が乗っかると、もはやそのお店で出されるコーヒーはコーヒーを通したその人の思想。

そんな思想に自分がマッチするか
そんな相性診断をしながら回るのが本当に楽しかった
全然合わないお店もあったし、想像もしていないような出会いがあったこともある

スペシャルティコーヒーを好きになったのはコーヒーの味もそうだが、浅煎りならではのごまかせない思想が、中途半端では選ばれない思想がバチバチくるから好きになったのかもしれない。

もうコーヒーというよりその人に惚れるイメージ
実際、美味しい浅煎りのコーヒーを出してくれるお店や人には素敵な人が多かった
もちろん深煎りのお店でも素敵な人はたくさんいるけど、割合として浅煎りやっている人と自分はマッチすることが多かったかな。

そして数年コーヒーから離れる

急展開・・・笑

なんで離れたかというと、自分で淹れるコーヒーが美味しくなくて、なんかもういいやって思ったこと
もうひとつは今の妻になる人と付き合い始めて、自分の趣味を押し付けようとしちゃいけないなと思って笑
そして同棲することになってまた舞い戻ったんだけど、今の会社への就職、初めての同棲に、結婚に、子供にっていう重たいライフイベントが数年の間にギュッと詰め込まれて、それどころじゃなかった。

子供も保育園に入り、コロナがあり自宅にいる時間が増え・・・

私はスペシャルティコーヒーに舞い戻る

いまはコーヒー貧乏なレベルで豆を買い、ドリッパーを買い、ケトルを買い、勉強の為にコーヒーショップに通い、トッティが京都からBARTH COFFEEに舞い戻り、BE A GOODNEIGHBORやSINGLE O、LEAVES COFFEE ROASTERSに出会い、出会い出会い出会い、いまに至る。

色んな思想に触れ、検証に触れ、楽しかったことを思い出す

そこから自分で淹れるコーヒーが一気に美味しくなる

コーヒーから離れる前は自分で淹れるコーヒーが嫌いだった
単純に言うとお店のコーヒーより不味い
同じレシピでやっても不味い 飲めたもんじゃない 捨てる日々

が、思想や検証に触れ、考え方をアップデートし、店と自宅の環境の違いを理解し、近づけられるところは近づけ、どうしても無理なところは工夫で乗り切る

そんなことをしていたら、見違えるように美味くなった
もちろんお店に行くたび、自分のコーヒーまだまだだなと思うことが大半だけど、あれイケてるんじゃねって思うことも増えて、また楽しくなる。

検証する、思想に思いを馳せる
また美味しくなる

コーヒーが楽しくなる

そんなコーヒー録を残そうと、このブログをつける

トッティに「こんなコーヒーに向き合ってる業界外の人はなかなかいない」といわれてはっとした。
自分の普段の行動や思考はハマる人には普通に通る道かと思っていたけど、奥さんとトッティとの会話の中で自分の異常性というか、マニアというかオタクというか、気づかされた。

ロースターのこと、産地のこと、プロセスのこと、抽出のこと、器具のこと。
自分は情報収集のなかで各プロフェッショナルを知っているし、めちゃくちゃなオタクも知っているから普通の種族だと思ってたけど、どうやら私も普通のコーヒー好きには所属していないらしい。

ということでニッチな情報をここに残して、ニッチな情報を求めている人に情報が届けばいいなとおもって書き始めました。

もっと細かい話は、BARTH COFFEEかBARTH COFFEE HARUであった時に