レビューといっても小難しいことは書きません。

プロレベルの人が撮影したら
上手く撮れるのは当たり前
それが僕みたいなアマチュアが撮っても
「こんなきれいな写真に仕上がりますよ」
というのを証明したいんですね!
僕が撮る写真があなたの感性に触れるなら、
それはあなたにも簡単にこの写真を撮れるということです笑
ただ56mmやF1.2だからこそ難しい瞬間がやはりあるので、
その点も合わせてお知らせしますね!
FUJIFILM XF56mm F1.2 Rの作例
基本的にJPEGの撮って出しで、
何も加工していない状態の写真をのせます。
2018年大晦日の浅草 浅草寺
2018年秋の浜離宮恩賜庭園
蔵前にて
FUJIFILM XF56mm F1.2 R:猫と犬
FUJIFILM XF56mm F1.2 R:は対象を引き立てる
いくつかの写真を見ていただきましたが、
人や動物、建物をグッと引き立ててくれるのがわかると思います。
これがXF56㎜ F1.2を持つ意味といっても過言ではなく、
自然と撮っているだけで対象が引き立つ写真になる。
これは撮っていただかないとわからない感覚ですが、
特別なことをしていないのに特別な技術を施したような、
自分に才能があるかのような感覚になり、
己惚れることができます笑
56㎜という画角からか、
うまく撮れた写真と失敗した写真がすぐにわかるのもいいところ
またF1.2というF値があるからか、
うまく撮れた!と思っても失敗な写真なこともあります笑
XF56㎜ F1.2のいい部分は
写真を見ていただければ感じていただけると思いますが、
こんな失敗もよく起きるよといった写真も紹介しちゃいましょう
FUJIFILM XF56mm F1.2 Rの画角と焦点距離には慣れが必要
XF56㎜ F1.2のレンズは写りは物凄くいいし、
空間を切り取るような写真が撮れるのでその点では最高のレンズですが、
画角と焦点距離には一定の慣れが必要になってきます。
僕もこの画角と焦点距離になれるのになかなか時間がかかりましたが、
これは慣れるしかないとしか言えません。
失敗例はこんな写真になります
距離感がうまくつかめないとこんな中途半端な写真になりがちなので
どのシーンでどのように使うかをイメージできてから買うことをお勧めします。
私はこのレンズを使いたかったので関係なく買いましたが、
うまく使いこなすまで時間かかりました笑(いまもまだ練習中)
そんなイメージをつかむのにぴったりなのが
XT2のレンズキットであるXF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
望遠を最大にすることで55㎜まで引き延ばすことができるので、
XF56㎜ F1.2を買う前にレンズキットでイメージを固めるといいかもしれませんね!
FUJIFILM XF56mm F1.2 R:焦点距離70cmは料理写真に不向き
XF56㎜ 1.2Fは簡単に申し上げると、
手で届く範囲の対象物のピントが合いません笑
なのでカフェやレストランであればテーブルの対角線上の端に
ラーメン屋さんであればのけ反って撮らなければピント合いません
撮れないことはないですが、
撮るのに苦労しますのでその点知っておいてください!
FUJIFILM XF56mm F1.2 R:F1.2という開放値
この数字が小さいほど暗いところでも明るく、
背景がボケボケな写真が撮れるので
小さければ小さいほど色んな写真が撮れる可能性が広がるんですが・・・
この強烈な1.2FというF値が逆効果を及ぼすことがあります笑
FUJIFILM XF56mm F1.2 Rはハッキリ映る奥ゆきが短い
例えばこの写真は、
近い距離にいる犬の目にピントを合わせたかったのに、
動いているがゆえにピントがずれて、
目と鼻の間にピントが行ってしまっています。
これが2.8Fとかであれば鼻の間から目までピントが合ったりするのですが、
1.2Fだとその奥ゆきがほとんどないのでピントの合わない写真に・・・
これは人を撮るときも
料理を撮るときも起きます笑
ちなみに知り合いのプロカメラマンはこんなことを言ってました
F1.2って明るくていいかもしれないけど、近くなるとピントが難しいなぁ
そんだけ明るくてもF2.8~F4くらいで撮るといいよ
なのでF1.2で撮影したい場合は、
撮りたい対象を何メートルか先に設定すると
対象だけにピントが合って背景がボケボケになるいい写真に!
ミスが起きにくい設定としては常時F2.8くらいに設定しておいて
必要に応じてF1.4~F1.2を使うのがオススメ!
アドバイス通り僕もそうしてます!
FUJIFILM XF56mm F1.2 R:カリッカリの写真も魅力的
浜離宮恩賜庭園では建物や景色を撮る際に
F値をF13に設定したりして撮りました。
どうです?
奥のタワーマンションにピントを合わせているのに、
手前も奥もメチャメチャよく映っている!
マンションの角や線もカリッカリに映っている!
FUJIFILM XF56mm F1.2 Rはボケボケの写真も魅力的ですが、
対照的なカリッカリの写真も撮れるところが同じくらい魅力的。
ちなみにカリッカリの写真を撮ると、
どこを切り取っても鮮明にな写真に!
こんなに見えて凄いけど何になるんだ?とお思いになるかもしれませんが、
見えるということはそれだけ多くの要素を画像に取り込んでいるということで、
それができると写真はより美しくなります。
またよく映るカメラだとこんなこともできます。
そう、とりあえず撮っておけば
後々切り取って構図を変えられるわけです。
F1.2でもそれはできるけど、
F値が高ければ高いだけ広範囲にピントが合う状態になるので、
切り取りやすくなるんですよ~
こんな使い方もしてみてください!
FUJIFILM XF56mm F1.2 Rは神ではなく仙人レンズ
FUJIFILM XF56mm F1.2 Rは神レンズとよく言われるけど、
神に値するような万能さはないし、
どっちかというと仙人のような強めのクセが!
ただそのクセをつかみ切れば、
神が一瞬の光を差し込んでくれる。
その一瞬のご加護を求めながら、
ワクワクしながら写真を撮らせてくれる。
そんな一瞬の光を求めながら、
このレンズと日々のカメラライフを楽しんでください!

